ニュース
「攻殻機動隊」全アニメシリーズを横断する大規模展覧会が開催決定
2026年放映予定の新作アニメ関連作品も展示予定
2025年7月4日 13:47
- 【攻殻機動隊展 Ghost and the Shell】
- 会期:2026年1月30日~4月5日
- 会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会(講談社、森ビル、KDDI、プロダクション・アイジー、パルコ)は、「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」を2026年1月30日から4月5日までTOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)にて開催する。チケットは2025年秋頃発売予定。
本展は、1989年の士郎正宗氏による原作を起点に、アニメシリーズの全作品を網羅し、30年にわたる「攻殻機動隊」の歴史を横断的に体験できるシリーズ史上初の大規模展覧会。1995年公開の劇場版「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」以降、歴代作品のアニメーション制作を担当してきたProduction I.Gと、2026年放送予定の新作アニメを担当するサイエンスSARUの全面協力のもと開催される。
押井守氏、神山健治氏、黄瀬和哉氏、荒牧伸志氏ら歴代監督陣が手がけた各作品に加え、新作アニメに関連する作品も展示予定。各作品の持つ独自のテーマや世界観を比較しながら鑑賞することができる。
さらに、会期中は展覧会限定のオリジナルグッズも多数販売予定。ここでしか手に入らない特別なアイテムも楽しめる。また、本展は海外巡回も予定されている。続報は順次公開予定。
ゴーストとシェル。その関係はゴーストの中にシェルがある、それが「Ghost in the Shell」だと思う。ゴーストは人に限らず、人形にも植物にも宿る。何か調和のとれた、穏やかなもの。囁いてくるもの、風のように。
この系列作品の共通点は、未来的なビジョンである。原作漫画の世界観に基づき、各々の監督が作品を描いてきたが、どれも士郎正宗のポリシーを一歩も離れていない。離れられないのだ。だからこそ全てスピンオフとも言え、それがこの作品の良さでもある。
その展覧会が横断的というからには、サブカルとして順不同な入口があるべきだと思う。アニメはもちろん、原作漫画も実写も含めて視野に入れてほしい。それでこそ初めて横断的展覧会になる、と私は思う。
「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」の見どころを紹介
全シリーズの源泉を巡る - 未公開資料を含む600点以上のアーカイブを公開 -
「攻殻機動隊」シリーズ全体の制作過程で生まれた膨大な原画、設定資料、絵コンテなど、未公開資料を含む600点以上の貴重な資料を公開。数々のアーカイブや本展が初公開となる監督毎のインタビューを通じて各シリーズの源泉を見比べながら体感できる構成になっており、制作現場のリアリティにも触れることができる。「攻殻機動隊」の創造の現場を体験できる貴重な場が提供される。
情報の深層から、未来を掘り起こす - 全身で体感する体験型展示 -
TOKYO NODEならではの没入型インスタレーション、インタラクティブな体験型展示を展開予定。また、各監督の視点からシリーズのストーリーを読み解く貴重なインタビュー映像も上映される。鑑賞者自身が「攻殻機動隊」の世界観と膨大な情報量の中へアクセスし、未来のヒントを掘り起こしていく“DIGる(ディグル)”展示では、シリーズの世界観に深く入り込みながら、思考と感覚を使って読み解いていくことができる。
「過去と現在」が交差する場所 - 「人間とは何か?」を再定義 -
本展は、単なる観賞にとどまらず、それぞれの展示体験を通じて、「攻殻機動隊」が問いかけてきた未来の姿と、現実世界の変化とを重ね合わせ、鑑賞者一人ひとりが「自分の攻殻機動隊」に出会う場となることを目指している。
さらに、「攻殻機動隊」が一貫して問い続けてきた「人間とは何か?」という普遍的な問いを、AIやBMI(ブレイン・マシン・インターフェイス)など現代の先端技術の視点から再考。「GHOST」と「SHELL」の関係を紐解き、鑑賞者が「過去と現在」を行き来しながら、自らの存在を見つめ直す機会が届けられる。
「攻殻機動隊」もう一つの視点 - 世界中の創造者たちとの共創作品 -
会期中には、攻殻機動隊に影響を受け、国内外で活躍する現代アーティストやクリエイターとの共創によるインスタレーション展示も展開予定。「攻殻機動隊」が世界中の表現者たちに与えてきた影響力とその多様性を体感できる。
オリジナルグッズはもちろん、横断展ならではのオリジナルショップも
本展ならではのオリジナルグッズはもちろん、横断展だからこそ実現できるオリジナルショップが展開される。
「攻殻機動隊展 Ghost and the Shell」開催概要
会期:2026年1月30日(金)~4月5日(日)
会場:TOKYO NODE GALLERY A/B/C(虎ノ門ヒルズ ステーションタワー 45F)
住所:東京都港区虎ノ門 2-6-2
チケット情報:2025年秋頃発売予定
【主催】
攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会
株式会社講談社
森ビル株式会社
KDDI 株式会社
株式会社プロダクション・アイジー
株式会社パルコ
(C)士郎正宗・講談社/攻殻機動隊展 Ghost and the Shell 製作委員会